2012年4月14日土曜日

留学の経緯


ここでは、僕が香港留学に至った経緯を簡単に書きます。

留学の経緯
まず、留学を考え始めたのが、大学の1年生の時でした。きっかけは、1年生の夏休みが過ぎたころに、「このままだと大学生活を人に流されるままに過ごして、大学生活を無駄に過ごしてしまう」という危機感が自分の中に生まれたからです。というのも自分の性格として、強制的な環境で、逃げずに与えられたことをこなすことは得意でしたが、自由な環境(=自分で選択する状況)では面倒なことはできるだけさけ、楽な方向に流される傾向があったので、そんな自分を変えないと大学生活を意味なくすごし自分が成長できない、ましてや社会に出た時に使い物にならないのではないかと思い、留学を自分を変える選択肢として考えるようになりました。また、留学以外にも、インターンシップやイベント団体などを通じて自分を変えて成長させるという選択肢があったが、それらを選ばなかった理由としては、もともと勉強が好きで、留学のほうが自分に合っていたような気がしたからです。なので、もともとアジアに留学するという考えは全然ありましんでした。漠然と英語圏に留学することになるんだろうなとは考えていましたが。

留学への準備(主に留学への基準を満たすための英語の勉強)をはじめるに連れて、留学(英語圏)には大きく2つのタイプがあることに気が付きました。一つ目は、交換留学です。このタイプの留学は、現地と同じ授業を初めから受けるので非常に高い英語力を要求されます。もう一つのタイプは、派遣留学(語学留学+交換留学)です。これは、現地で英語の能力を上げながら、現地の授業についていくもしくは、英語力がついた段階で授業を現地の人と一緒にとるという形の留学です。自分の英語力は、到底交換留学が要求するレベルには達していなく、留学を応募する時期にまで、達せようにもありませんでした(英語に関しては、別のエントリーで書こうと思います)。しかし、自分の留学の考えとしては、交換留学として、現地の学生と共に厳しい環境の下で勉強したいという思いがあったので、派遣留学よりは交換留学で留学したいと思っていました(それ以外の理由として、交換留学のほうが費用が安く済むというのも大きな理由でした)。そこで、交換留学に絞って留学先を見てみると、英語圏の大学(ここではヨーロッパも含む)に比べてアジア圏の大学はそこまで高い英語力を要求していなかったので、とりあえずアジア圏の大学が要求する英語のレベルを目指すことにしました。そして、要求される英語の水準を満たし、英語の授業が多く、国際的な都市である香港に留学することに決めました(香港に決めた詳しい理由は、のちのエントリーで)。

これらがおおまかな留学の経緯です。日本生まれ日本育ちで海外で住んだことがない(ましては海外旅行経験すらほとんどない)純粋な日本人として留学を目指した結果がこれです。ここで僕が言いたいことは、純粋な日本人が高い英語力を習得できないということではなく(自分の英語力を高い水準まで伸ばすことができなかったのは英語に対するコミットメントが少なかったのか、それとも英語の才能がないのかわからないが、僕の周りでは、海外留学の経験が無いのもかかわらず、TOEIC950点と英検一級を大学に入ってからとった人もいます)、自分の現状を把握して、戦略的に選択すれば、留学へのハードルはそんなに高くないということです。



香港留学のすすめーはじめに

「留学する」という言葉を聞いて、みなさんはどこの国を想像しますか?
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア? 一般論を言えば、おそらく英語圏の国を想像するはずです。留学=英語留学という図式が日本人の頭に定式化されているところがあるからだと思います。グローバル化、グローバルな人材、異文化コミュニケーション、国際競争という言葉が溢れている日本では、英語の習得がこれまで以上に重要視されているので、留学=英語圏への留学という図式はしかたがないことなのかもしれません。しかし、あえてここのブログでは、アジア留学が熱い(ここでは主に香港について)、香港留学のメリット、デメリットを伝えたいです。そして、自分の香港留学経験をもとに、これから留学先を決める人からただ漠然と留学を考えている人に、英語圏だけが留学先ではなく、アジア、香港も留学先として、選択肢に入れてほしいと思っています。

自己紹介とこのブログを書くきっかけ
僕は大学3年時に香港中文大学に早稲田大学から交換留学で来ました。そして現在香港に来てたら8ヶ月が経ち、香港留学が終わろうとしています。そんな中、最近、香港留学を振り返ってみて、この経験(情報)をシェアしたいと思ったのがこのブログのきっかけでした(自分が経験したこと、考えた事を整理してアウトプットするというのもこのブログのきっかけでもありました)。